伊藤忠テクノソリューションズ
Tierは企業の外形的な「社格」を機械的に評価したものです。待遇・働きやすさ・入社難易度などを含む総合おすすめ度ではありません。詳しくはこちら
みんなはどう思う?
この会社に入れたら「勝ち組」だと思う?
就活生なら、この会社を受けておくべきだと思う?
回答者属性
みんなの回答結果
読み込み中です
まだ回答がありません。最初の回答を投稿してみませんか?
基本データ
- 外資/日系
- 日系外資系補正なし
- 従業員数
- 5,000人以上大企業としての規模感が強い
- 上場区分
- グロース以下・非上場上場区分だけでは強い社格を説明しづらい確認情報: 伊藤忠グループ主要SIer
- 会社形態
- 大手グループ会社・主要子会社大手グループ内の中核または主要会社
- 産業
- 中位収益性産業平均的な収益性として扱う産業
- ブランド
- 補正なし明示的な名前付きブランドカテゴリ外
企業解説
新卒難易度:年間300人前後を採用する大手SIer。難関大からも採るが、採用大学の幅はかなり広い
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の新卒難易度は★★★☆☆としました。
まず特徴的なのが、近年の採用人数の多さです。
マイナビの採用実績と伊藤忠グループの採用情報によると、新卒入社者数は2023年218人、2024年294人、2025年284人、2026年372人。
2028年卒についても300人程度の採用を予定しています。
かつてよりかなり大きな新卒採用を行う会社になっており、採用枠の少なさによって難易度が上がるタイプの企業ではありません。
選考は、書類選考、SPI、グループディスカッション、一次面接、最終面接という流れです。
伊藤忠グループの採用情報でもこの選考フローが公開されており、SPIだけでなくGDと複数回の面接を通過する必要があります。
採用大学を見ると、東京大学、京都大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、旧帝大などの難関大学も含まれています。
一方で、CTCが公開している採用実績校は非常に幅広く、MARCH・関関同立だけでなく、日東駒専、産近甲龍、地方私大、高専などからも採用しています。
つまり、「上位大学でなければ入りにくい会社」というより、かなり広い大学群から300人規模で採用し、その中から適性のある学生を選ぶ会社です。
この点は、同じIT業界でも採用人数が少なく、内定者の大学層も狭い企業とは分けて考える必要があります。
また、CTCは営業職だけでなくエンジニア職の採用も大きく、IT業界を志望する学生にとってはNTTデータ、SCSK、NRI、日鉄ソリューションズなどと並んで比較対象になりやすい大手SIerです。
待遇や働きやすさも改善しているため人気は高いものの、採用人数そのものも増えています。
年間300人前後を採用し、採用大学もかなり幅広いため、内定枠の希少性は高くありません。一方で、大手SIerとして人気があり、SPI・GD・複数回面接を通過する必要もあるため、誰でも入りやすい会社でもありません。新卒難易度は★★★☆☆と評価します。
中途難易度:キャリア採用の間口は広い。ただし、基本はポジションごとの即戦力採用
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の中途難易度は★★★☆☆としました。
CTCは中途採用そのものが珍しい会社ではありません。
公式のキャリア採用サイトでは、産業、情報通信、金融、社会インフラ、デジタルサービスなど幅広い事業領域で募集を行っており、職種も営業、インフラエンジニア、アプリケーションエンジニアなど多岐にわたります。
そのため、「新卒で入れなければほとんど入社機会がない」という会社ではありません。
特にCTCは、ネットワーク、サーバー、クラウド、セキュリティ、アプリケーション開発など幅広いIT領域を扱っています。
SIer、ITベンダー、事業会社の情報システム部門などで経験を積んだ人であれば、それまでの経験を活かせる求人を見つけやすい会社です。
一方で、キャリア採用は基本的にポジションごとの即戦力採用です。
公式の募集要項でも、エンジニア、営業、コーポレートスタッフをキャリア採用の対象としており、実際の求人は担当する技術領域や顧客、業務内容ごとに分かれています。
つまり、アクセンチュアやベイカレントのように、異業種からも大量に人材を取り込み、入社後にコンサルタントとして育てる色が強い会社とは少し違います。
CTCの場合は、「社会人経験があれば広く挑戦できる」というより、ネットワーク、クラウド、セキュリティ、アプリ開発、PM、法人営業など、自分がこれまで何をしてきたのかが採用ポジションと合っていることが重要です。
ただし、テレビ業界のキー局のように中途採用枠そのものが希少な会社でも、極端に狭い専門人材だけを採る会社でもありません。
事業領域が広いため、IT業界で数年間の実務経験を積んでいれば応募できるポジションは比較的多くあります。
中途採用は継続的に行われ、募集職種もかなり多いため、入社機会そのものは十分にあります。一方、基本はポジションごとの経験者採用であり、未経験者まで大量に採る会社ではありません。中途採用の希少性と要求される実務経験の両方を考え、★★★☆☆と評価します。
一般知名度:会社単体の知名度は高くない。ただし、「伊藤忠」の名前がかなり効く
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の一般知名度・世間受けは★★★☆☆としました。
会社の規模だけを見れば、日本を代表する大手IT企業の一つです。
CTCの会社紹介によると、2025年度の売上収益は7,937億円。顧客は6,000社以上、グループ従業員約12,800人のうち約9,100人がエンジニアという大規模なIT企業です。
ただし、その規模に対して一般消費者がCTCという会社名を見る機会は多くありません。
CTCの顧客は企業や官公庁が中心で、コンサルティングからシステム開発、クラウド、ネットワーク、セキュリティ、運用までを企業向けに提供しています。
トヨタ、サントリー、NTTドコモのように日常生活で商品やサービスに触れる会社ではないため、IT業界や就活に関心がなければ「CTC」と聞いても何の会社か分からない人は珍しくないでしょう。
一方、CTCには一般知名度を補う非常に分かりやすい要素があります。
正式名称が「伊藤忠テクノソリューションズ」であることです。
CTCの会社紹介でも、伊藤忠商事が66.67%を出資する伊藤忠グループの会社であることが確認できます。
「CTCに就職した」だけでは伝わらなくても、「伊藤忠のIT会社」「伊藤忠テクノソリューションズ」と説明すれば、大手企業グループに入ったことはかなり伝わりやすくなります。
ここは、同じBtoBのIT企業でも社名から企業グループが分かりにくい会社との違いです。
ただし、伊藤忠商事そのものへ入社するのとは当然意味が異なります。
就活生やIT業界ではCTC単体で大手SIerとして認識されていますが、一般層まで含めれば「伊藤忠」という名前を介して評価される部分が大きく、CTC単体で★★★★★や★★★★☆を付けられるほどの知名度ではありません。
IT業界や就活市場では有名な大手企業ですが、一般層ではCTC単体の知名度は限定的です。一方、「伊藤忠テクノソリューションズ」という正式名称は強く、大手伊藤忠グループという分かりやすさもあります。会社単体では説明が必要だが、説明すれば大手感は伝わりやすい企業として、★★★☆☆と評価します。
高学歴就活評価:待遇の良い大手SIerとして評価されるが、内定自体がステータスになる会社ではない
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の上位就活層評価は★★★☆☆としました。
CTCは、早慶・旧帝大などの学生からも普通に選ばれる大手SIerです。
特に近年は、待遇面の魅力がかなり大きくなっています。
CTCの新卒募集要項では、2027年入社の大卒初任給は月額30万1,500円、修士了は32万1,100円です。
また、2023年には人事制度を大きく改定し、大卒初任給を23万円から29万5,500円へ引き上げました。
伊藤忠グループという分かりやすさに加えて、給与水準、WLB、大手企業向けのIT案件という条件が揃っており、上位大学の学生から見ても十分に魅力のある就職先です。
ただし、★★★★★や★★★★☆を付ける企業とは性格が違います。
CTCは2026年4月に372人が新卒入社し、2027年卒・2028年卒についても300人程度の採用を予定しています。
採用人数がかなり多いため、内定枠そのものに強い希少性がある会社ではありません。
また、上位就活層から見れば、IT業界にはNRI、NTTデータ、総合コンサル、外資ITなど多くの比較対象があります。
CTCは「待遇も働き方も良い大手SIer」として有力な選択肢になりますが、「CTCに受かったこと自体が強いステータスになる」という位置付けまではいかないでしょう。
ここは、上位大学の学生が入社しているかどうかではなく、その学生たちの中で会社名そのものがどれだけ評価されるかで考える必要があります。
伊藤忠グループ、大手SIer、高待遇という条件が揃い、上位大学の学生から見ても十分に良い就職先です。一方、年間300人以上を採用しており、上位就活層の中で内定自体に強い希少性がある企業ではありません。「普通にかなり良い大手企業」という位置付けとして、★★★☆☆と評価します。
待遇:標準評価でも7年目で年収900万円超。大手SIerの中でもかなり高い給与水準
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の待遇は★★★★☆としました。
CTCの給与水準は、大手SIerの中でもかなり高い部類に入ります。
特に分かりやすいのが、CTC自身が新卒採用サイトで年次別の年収イメージを公開していることです。
4年制大学卒・標準評価の場合、給与カーブは次のように示されています。
| 年次 | 月例給イメージ | 年収イメージ | |---|---:|---:| | 大卒2年目 | 37.6万円 | 683万円 | | 大卒5年目 | 42.2万円 | 775万円 | | 大卒7年目 | 50.5万円 | 906万円 | | 全社員平均 | - | 1,090万円 |
※年収イメージは2024年度業績に基づく賞与、月12時間の残業代、対象者の家賃補助などを含む会社公表モデルです。
2027年入社の募集要項でも、大卒初任給は月30万1,500円、修士了は32万1,100円です。
つまりCTCは、初任給だけを高く見せている会社ではありません。
標準的な評価で働いた場合でも、20代半ばで700万円台、20代後半で900万円前後が見えてきます。
さらに2024年度の平均年収は1,090万円です。
CTCは2023年に人事制度を大きく改定しており、月例給を最大約30%引き上げ、大卒初任給も当時23万円から29万5,500円へ大幅に引き上げました。
この改定で重要なのは、単純な賃上げだけではありません。
スペシャリスト職にはジョブ型の要素を取り入れ、役割の大きさを等級に反映する仕組みや、2段階以上の「飛び級」も導入しています。
現在の人材育成制度でも、管理職層以降はマネジメント職だけでなく、エンジニアや営業などの専門性を高めるスペシャリスト職を選べる仕組みになっています。
つまり、管理職にならなければ給与を大きく上げられない典型的な日本企業から、専門性や役割の大きさでも報酬を上げられる制度へ変えようとしています。
また、CTCは業績連動型賞与を採用しています。
会社の業績が良ければ社員にも還元されるため、年収は完全な固定カーブではありませんが、会社が公開する「標準評価」の時点で7年目906万円という水準はかなり高いと言えます。
一方で、★★★★★とはしません。
外資系コンサルや一部の高収益企業のように、20代で年収1,000万円を超えることが標準的な給与カーブではありません。
また、30代以降に1,000万円を超える社員は多いと考えられるものの、役割・等級・評価によって差も広がります。
それでも、重要なのは「一部の出世社員だけが高い」のではなく、標準評価の社員でも若いうちからかなり高い給与へ到達できることです。
大卒2年目683万円、5年目775万円、7年目906万円という給与カーブを会社自身が公開しており、平均年収も1,090万円。大手SIerとしては非常に高い水準で、普通にキャリアを積んだ社員が高待遇へ到達する再現性も高いことから、★★★★☆と評価します。
WLB:残業は少なく働く時間・場所も柔軟。ただし、SIerらしく案件による差は残る
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)のWLB・働きやすさは★★★★☆としました。
会社が公表している数字を見ると、大手SIerの中でもかなり働きやすい会社です。
CTCの新卒採用サイトでは、平均残業時間は月12時間、平均年休取得日数は13日、自己都合退職率は2.2%とされています。
特に特徴的なのが、働く時間と場所の自由度です。
CTCではテレワークを導入しており、通常の勤務地から通勤可能な範囲であればテレワークを行う場所を選択できます。
さらに「スライドワーク」を利用すると、始業時刻を午前5時から午前11時30分まで30分単位で変更できます。
いわゆる完全なフルフレックスではありませんが、朝早く働いて夕方に終えることも、朝を遅くして働くこともできます。
CTCのSustainability Data Book 2025を見ると、平均残業時間は直近だけ突然減ったわけではなく、過去数年間にわたって月12〜16時間程度で推移しています。
制度だけを用意しているのではなく、会社として長時間労働を抑える状態がある程度定着していると考えられます。
ただし、「どこへ配属されても毎月12時間程度」と考えるのは危険です。
転職会議の社員口コミでは、投稿者ベースの平均残業時間は月31時間、有給消化率は62.1%となっています。
口コミでも、テレワークや有給の取りやすさを評価する声がある一方、「部署によっては残業が多い」「繁忙期には残業が続く」といった声があります。
この差は、CTCが大規模なシステム開発やインフラ構築、運用保守まで手掛けるSIerであることを考えると不自然ではありません。
営業やスタッフ部門と、大規模プロジェクトのPM・エンジニアでは働き方が違います。
さらにシステム更改やリリースの直前、障害対応、顧客都合のスケジュールなど、自分だけでは勤務時間を決められない仕事もあります。
そのため、SCSKのように「WLBそのものが会社を代表する特徴」といえる企業と同じ★★★★★までは付けません。
一方でCTCの強さは、WLBだけではありません。
標準評価でも大卒5年目775万円、7年目906万円という給与モデルを会社が公開しており、高い給与水準と働きやすさを同時に実現しています。
平均残業月12時間、テレワーク、スライドワーク、年休取得のしやすさなど、大手SIerとして働き方はかなり良好です。一方、大規模案件や運用保守を抱えるSIerである以上、部署・案件による繁忙差まではなくなりません。高待遇との組み合わせまで含めれば非常に魅力的ですが、どの配属でも安定して働きやすいとまでは言えないため、★★★★☆と評価します。
キャリア資産:インフラ・クラウド領域は強い。ただし、何が残るかは配属と担当案件でかなり変わる
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)のキャリア資産は★★★☆☆としました。
CTCで働く強みの一つは、大企業向けのIT案件を幅広く経験できることです。
CTCの事業紹介を見ると、金融、通信、製造、流通、公共など幅広い業界を顧客とし、コンサルティングから設計・構築、開発、運用まで手掛けています。
特にCTCらしさが出るのが、インフラ・クラウド領域です。
CTCは古くから海外のIT製品を日本企業へ導入してきた会社で、マルチベンダーとして300社以上のIT企業とパートナーシップを持っています。
特定メーカーの製品だけを扱うのではなく、Cisco、AWS、Microsoft、Oracleなど複数の技術を組み合わせて企業システムを作る仕事が多いため、インフラ、ネットワーク、クラウド、セキュリティなどでは転職後も使いやすい経験を積みやすい会社です。
大規模案件でPMやPLを経験できれば、それも転職市場では評価されやすいでしょう。
一方で、CTCに入れば自動的に強い専門性が身につくわけではありません。
CTCは約9,000人のエンジニアを抱える巨大SIerであり、仕事も上流工程、プロジェクト管理、設計・構築、アプリケーション開発、運用保守など非常に幅広くあります。
そのため、クラウドやセキュリティの設計を何年も経験した人と、特定顧客のシステム保守や調整業務を中心に担当した人では、数年後に持っているスキルがかなり違います。
営業職についても同様です。
大企業向けIT営業、アカウント営業、ソリューション提案などの経験は他社でも活かせますが、エンジニアのように技術名や資格で専門性を説明できるとは限りません。
つまりCTCのキャリア資産は、「CTCという会社そのものが市場価値を保証してくれる」というより、良い案件と技術領域を引けばかなり強い、という性格があります。
ここはDTFAのような専門ファームとの大きな違いです。
DTFAなら担当業務が違ってもM&A・企業再編という共通領域が残りやすいのに対して、CTCでは配属先によってクラウドエンジニアにも、PMにも、アプリエンジニアにも、運用担当にもなります。
一方、ベイカレントのワンプール制とは違い、CTCでは特定の技術領域を長く担当し、専門性を深めるキャリアも取りやすい会社です。
特にクラウド、ネットワーク、セキュリティなどCTCが強い領域で経験を積めれば、キャリア資産は★★★★☆相当まで上がるでしょう。
大企業向けIT案件とマルチベンダー環境は強く、特にインフラ・クラウド・セキュリティでは転職後も使いやすい専門性を作れます。一方、巨大SIerなので配属による差も大きく、CTCに数年在籍するだけで専門性が保証されるわけではありません。会社全体としては★★★☆☆、強い技術領域で経験を積めた場合は★★★★☆相当と評価します。
将来性:AI時代に必要なIT基盤が本業。伊藤忠傘下になったことで事業基盤もさらに強くなった
CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)の将来性・安定性は★★★★★としました。
CTCは、生成AIによって既存のSIerビジネスが縮小するリスクよりも、AI普及によって新しいIT投資を取り込める可能性の方が大きい会社だと考えます。
理由は、CTCが強みを持つ領域です。
CTCは2026年の重点領域として、クラウドネイティブ、データ&アナリティクス、セキュリティ、高度AIを掲げています。
生成AIが普及しても、企業はAIだけを購入すれば利用できるわけではありません。
大量のデータを処理するクラウドやサーバー、ネットワーク、セキュリティ、データ管理、既存システムとの連携などが必要になります。
特に大企業では、機密情報を扱うため「すべてをパブリッククラウド上の生成AIへ渡す」という構成にはできず、オンプレミスとクラウドを組み合わせた環境や、アクセス管理、セキュリティ、AIガバナンスまで含めたシステム設計が必要になります。
これは、クラウド、ネットワーク、サーバー、セキュリティを長年扱ってきたCTCと相性の良い市場です。
実際、CTCはHPEとのAI分野での協業強化や、AIエージェントを利用した業務変革サービスなど、AIそのものだけでなく、その下にあるIT基盤まで含めて事業を広げています。
さらに、AIの普及によってデータセンター側の需要も増えています。
CTCは次世代通信基盤を利用した分散型データセンターの検証や、AI時代の電力・通信問題を想定したデータセンター基盤にも取り組んでいます。
つまり、AIによってアプリケーション開発の一部が自動化されても、そのAIを企業で安全に動かすためのインフラ需要までなくなるわけではありません。
むしろCTCは、その部分を商売にできる会社です。
もう一つ大きいのが、伊藤忠商事との関係です。
CTCは2023年に伊藤忠商事によるTOBを経て非公開化され、現在は伊藤忠グループの中でデジタル事業を担う中核企業の一つになっています。
CTC自身も、非公開化後は伊藤忠商事の「デジタルバリューチェーン戦略」におけるグループ各社との連携を強めていると説明しています。
これは単に「大企業の子会社だから安心」という話ではありません。
伊藤忠商事が持つ幅広い事業会社や顧客基盤に対して、CTCがIT・デジタル領域を提供できるため、営業面でも新しい案件を作りやすくなります。
実際、2025年には伊藤忠商事とCTCが共同で、生成AI時代のCXコンサルティング体制を強化するなど、商社側の事業とCTCのIT能力を組み合わせる動きも進んでいます。
一方で、リスクがないわけではありません。
生成AIによってプログラミング、テスト、資料作成、運用監視などが自動化されれば、従来のように多くのエンジニアの工数を積み上げて売上を作るSIerモデルは徐々に変わっていく可能性があります。
海外ベンダーの製品を仕入れて日本企業へ導入するだけでも、長期的には差別化が難しくなります。
そのためCTC自身も、単純な製品販売や受託開発だけでなく、AI、クラウド、自社サービス、コンサルティングなどへ事業を広げています。
2025年には、自社開発したAIOpsサービス「StageCrew」を北米でも展開し始めました。
こうした取り組みがどこまで大きな収益源になるかはまだ分かりませんが、少なくとも既存SI事業だけを守ろうとしている会社ではありません。
また、親会社である伊藤忠商事も2026年度計画で、CTCを主力事業会社の一つとして成長を見込んでいます。
AI、クラウド、ネットワーク、セキュリティ、データ基盤という今後も企業投資が続きやすい領域を本業とし、伊藤忠商事という強力な事業基盤もあります。AIによるSIerビジネスの変化には対応する必要がありますが、「AIに仕事を奪われるSIer」というより「AIを企業へ実装する側」に回りやすい会社であり、将来性・安定性は★★★★★と評価します。
他の企業ページを見たい方はこちら
作成済みの企業ページだけ候補に表示します。見つからない企業は作成リクエストできます。
最終更新: 2026-09-22
同じ業界の企業
業界レビュー
この会社だけでなく、業界全体のおすすめ度や働き方も見る。
IT・SIer・通信の業界レビューへ